インターネット・テレビ電話インタビューが活躍した事例

ここで、これまでにテレビ電話インタビューが活躍した、いくつかのリサーチ・プロジェクトの事例をご紹介しましょう。

 

事例1:リクルートが困難な対象者にインタビューした事例

 野球スパイクの新製品に関して、強豪校の高校野球部員にインタビューしたいという要望がありました。ご存知のように強豪校の野球部員は平日はもちろんのこと、土日も練習や試合があります。そのため従来式のグルインやデプスではインタビュー会場にまで来場してもらいインタビューするのは非常に困難です。しかしながら、テレビ電話を使ったデプス・インタビューであれば、平日、彼らの練習が終わって帰宅した後に自宅でインタビューを実施することができ、彼らの新製品に対する貴重な意見を聞くことができました。

 

事例2:全国調査で大幅なコストと費用を削減した事例


 全国に展開するファミリーレストランチェーンのマーケティング担当者から、利用者にファミレスの利用実態や当該チェーンに対する満足度を聞きたいという相談を受けました。しかしながら、地域によって消費者の嗜好や競合状況が異なります。地域ごとのニーズを把握するために全国各地でグルインを実施するとなると莫大な時間とコストがかかり、また現地に行ってインタビューをモニタリングできる人数も限られるので社内で結果を共有するのが難しい。そこで、採用されたのがテレビ電話グルイン。自社の会議室で全国各地のグルインをライブでモニタリングすることによって、地域ごとの課題とそれに対する戦略を社内で共有化することが出来ました。

 

事例3:テレビ電話を行動観察調査に活用し消費者インサイト発見に活用された事例

 スキンケア商品を扱っている企業のマーケティング担当者から自社製品・競合製品が実際にどのように使われているのかを見たいというリクエスト。女性がスキンケアをしているところを、観察することにより、消費者の隠れたニーズ(いわゆるインサイト)を抽出して今後の新商品アイデアを出せないかと相談を受けました(同時に、その商品に関して、顧客が想定通りの使い方をしているかどうかを見たいという思いもあったようです)。これまでは、自宅にどのようなスキンケア用品があって、どのような順番でどのように使っているのかを確認しようと思えば、これまでは家庭訪問をしてその様子を実演してもらうしかありませんでした。ただし家庭訪問型のリサーチは様々な制約があります。まず、家庭訪問できる人数はスペースの問題と、対象者へのプレッシャーの問題から限られてきます。また、対象者は見られているという意識が強くなり普段と違った行動をしたりすることもあります。しかしながら、テレビ電話インタビューを使うと、このような問題は一気に解決します。このケースではテレビ電話前で、普段のスキンケアを実演してもらい、その様子を録画させてもらいました。そして、その録画を、インタビュアーと被験者がテレビ電話インタビューによって一緒に振り返りました。その際インタビュアーが「なぜこのような行動をしているのか」、「なぜこのような商品をつかうのか」、「どのような気持ちで今の行動を行ったのか」等のかなり突っ込んだ質問することにより、対象者自身がそれまでに気がついていなかった無意識の行動や気持ちを抽出することに成功し、このインタビューからの発見(インサイト)は新商品のアイデアとなりました。

 

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