消費者の状況にあったコミュニケーションを

 また、実際の購買者の立ち位置や待ち時間の心の余裕などが重要になってくるケースもあります。例えば、銀行のATMのコーナーで2〜3番目に並んでいるとき、人はどのような行動をするのでしょうか。ほとんどの人がどこのATMが空くのかで頭がいっぱいになっています。そんな人にPOPを見てくれと言っても無駄なのです。また、逆にガラガラだと、先ずは用事を済ませることに集中してしまいます。つまり、ATMへ一目散に向かうのです。順番を待っている人を観察し続けると、7〜8番目以降の人は、キョロキョロと落ち着きがなく、色々なところに視線が向かいやすい。つまり、心の余裕があるということです。となると、彼らから見える位置でPOPやツールを展開していく事が、ひとつの戦略になることも有り得るのです。

 このように、購買者の行動を客観的に詳しく観察、そして分析することで、「どういった顧客層に興味を持ってもらっているのか」、「どういったPOPが購買時に見られているのか」、「どういった購買者が買ってくれないのか」といった基本的情報収集にとどまらず、店頭での売り方に関しても即効性のある解決策を見出すことのできるパワフルなツールとなり得るのです。

 

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