マーケティングリサーチのスペシャリスト

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5.新たな活用事例について:

 それではマーケターとして、具体的にどのようにインターネット媒体を活用していけばよいのでしょうか?そのヒントになりそうな活用事例をあげてみましょう。

 下表は、日経トレンディー7月号で特集された「2010年上半期ヒット商品」から、4商品についてその概要をまとめたものです。

 

 「食べるラー油」は、僅か12日間だけのTVコマーシャルがネット上のクチコミで話題となり、その後"消費者が"独自のラー油活用術をネットで紹介し合ったことによってヒットしました。

 マクドナルドの「ビッグアメリカ」は、発売前にブロガー向けの試食会を開いて事前にネット上にクチコミ情報をあふれさせ、販売開始前から消費者の期待感を煽り、本格販売の開始後もツイッターを利用した話題喚起を行ないました。

 ホンダの2人乗りスポーツクーペ「CR-Z」は、クルマ離れの若年層に向けてSNSのmixiを活用し、CR-Zが当たるキャンペーン参加者のニックネームにCR-Zを入れさせました。mixiではニックネームを変更すると、登録している「マイミク」全員へ通知が流れるので、1ヵ月半の期間に82万人もの参加者を集めることができました。

 「お手軽本」は、掲載されている短文の格言や人生訓がツイッター利用者に活用され、ドラッカーやニーチェというお堅い題材を扱った書籍にもかかわらずベストセラーに入る売上をあげています。(「もしドラ」は7月22日現在で合計売上100万部を超えました。)

 これらは文字主体型のインターネット媒体の活用事例ですが、これからは映像媒体も含めた活用法へと発展することが予想されます。マーケターとして大切なことは、まだ他人がやっていない、目新しくて注目される手法を、自らが発想して開拓していくことにあります。

 


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