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日本の市場調査とネットリサーチ

 日本の市場調査業界全体の売上は、2009年度に1,672億円(日本マーケティング・リサーチ協会)を達成していますが、その62%を占めるのが一般的に“Ad-hoc(ラテン語で、特定の目的のためを意味する)調査”と言われる単発型調査です。この調査分類には郵送、電話、会場、そして訪問面接調査など、皆さんが一度は耳にしたことのある調査手法が含まれます。そして、それ以外の33%を占める“パネル調査”と言われる調査手法にはテレビの視聴率調査や小売店売上調査、また、生活者の購買実態をリアルタイムで追跡するPOSデータパネル調査などがあります。

パネル調査:“パネル”とは、調査対象として固定され、特定の母集団を代表する対象者の集合のことを意味し、Ad-hoc調査とは異なり、同じ個人・世帯・事業所などに対して継続的に調査を続けることで、パネル内に起こる変化を時系列に観察したりする調査手法です。)

 以下の表はAd-hoc調査の手法別シェアを示していますが、この中で一番大きいのがネットリサーチで、2009年度ではAd-hoc調査全体の36%を占めるまでに成長しています。

 90年代半ばから開発が始まり、90年代の終盤に新規の調査手法として事業化されたネットリサーチは、パソコンやインターネットの普及と共にこの10年間で飛躍的に成長しました。その反面、21世紀に入るまで長い間、市場調査の中核的な役割を担っていた“訪問面接調査”、“郵送調査”、そして“電話調査”などは生活者のライフスタイルの変化やIT社会の到来でその規模を半減しました。ネットリサーチは拡大し続け、多くの企業で利用されていますが、何故この様な状況が生まれたのでしょうか?マーケティングリサーチの現場から、ネットリサーチの本質を探ってみました。

 


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