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消費意識調査の結果

◆ 生活実感

 「以前と比較して生活が低下したかどうか」について回答してもらったところ、“どちらとも言えない”という回答が44%あるものの、回答者全体の43%が“以前に比べ生活が低下した”と答えており、生活者の生活実感は益々低下しているようです。生活実感の低下は収入の減少との相関が高くなっており、また、節約意識の高まりを呼び込むと共に、全体の半数近くが貯蓄をしていない実態の背景となっています。

 

 

◆ 将来不安材料

 将来に不安を持っている回答者は、8割もいます。以下の表は将来の不安要素を具体的に示したものですが、健康、家族の介護、政治動向、そして地球温暖化を抑え、トップ10の不安要素の6つが経済関連の項目となっており、現在の生活者心理を色濃く反映しています。

 赤文字:経済関連、青文字:生活関連、緑文字:政治・社会関連)

 

◆ 買い物行動変化

 “衝動買い”や“買い物1回当たりの金額”、“買い物の頻度”が減少し、同時に“買い控え”や“通販/ネット販売の利用”が増加傾向にあることが読み取れます。つまり、意識して「買い物を抑えている」生活者の姿が浮かび上がってきます。

 また、ローンの利用は65%が“変わらない”としているものの、30%の回答者が“減った”と答え、将来を踏まえた生活防衛の一面が垣間見られます。

 

 また最近の買い方の変化をより具体的に見てみると、増えたものとしてスーパーやコンビニのPB商品の購入、セルフガソリンスタンド、省エネ商品の購入、そしてディスカウントストアの利用があり、逆に減ったものとしては、外食費、理容室・美容室の使用、デパート、預金、趣味にかける費用、国内旅行、そしてブランド品の購入などが挙げられています。

  

◆買い控え

 買いたいけど買わずに我慢しているモノには、家電/AV機器、ファッション商品、趣味関係、国内旅行、家具/インテリア製品、そして海外旅行があります。

 我慢している理由としては、“直面する経済的理由”が60%と一番大きいものの、次に“将来の蓄えに備えて”が21%、また、14%が“なんとなく”と答えており、社会全体の消費マインドの冷えを反映して、なんとなく買わなくなってきている生活者の姿も垣間見られます。この傾向は高額所得者層でも見られ、現在のような経済環境化で自分だけが派手に消費をする事へのためらいが感じられます。

 

◆ 品質/ブランド&メーカー vs. 価格のトレードオフ

 そして、物品やサービスの購入に際して、生活者は「価格」とブランドやメーカーとのトレードオフは許容するが、品質に対する妥協には抵抗のある意識が窺えます。特に、高額(医療、家電/AV機器、住居、乗用車、そしてインターネットやパソコン)な商品に関して顕著です。

 

 

 

◆ 衝動買い

 半数以上が以下のグラフに見える商品を衝動買いしており、消費マインドが冷えているにもかかわらず、衝動買いが一定のレベルで起きていることが窺えます。個体差はあるでしょうが、大量消費を経験した社会においては、衝動買いは消費マインドの中に植えつけられてしまった、後戻りできない人間の欲求(欲望)のように思えます。

 

 


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